米菓は、お米を原料とする加工食品ですが、そのお米は、昭和17年以来平成7年まで食糧管理法による統制が行われていました。米の絶対量が不足している時代は、主食用への配分が優先され、このため、加工用向けは後回しとなり、原料米の確保に苦労していました。
こうした原料問題等を米菓企業が一致団結して解決するため、昭和37年、中小企業団体の組織に関する法律に基づく商工組合として、加入組合員2,000名で全国米菓工業組合が設立されました。
活動内容は、主に原料米の共同購入事業、情報・資料の収集及び提供、福利厚生に関する事業を行っています。現在の組合員数は281社(令和6.4.1現在)となっています。
なお、組合員の比較的多い県には、各県ごとに米菓工業協同組合が設立(全国で35)されており、全国米菓工業組合の支部として活動しています。
全国米菓工業組合では、米菓の需要拡大事業として、
11月の「立冬の日」を「あられ・おせんべいの日」と定めました。
新米で作られた美味しい「あられ・おせんべい」を、コタツに入り家族団らんを楽しんで頂きたいという気持ちから「立冬の日」を選び、米菓離れが進んでいると言われる若者にも共感を持ってもらえるために、響きのよいネーミングとして「ウェルカム・ウィンター・デー」と名付けました。
取組内容は、「あられ・おせんべいの日」を中心として、米菓を広くPRするためのポスターを作成・掲示したり、米菓の試食・販売する「米菓まつり」を開催し、米菓の需要拡大を図っています。
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